お盆の最中の怪奇現象はよく知られるところですが、こちらはお化けが苦手な女性の話し。
ずいぶん前のことですが、妹さんからはうちの子はお化けが見えると聞いていたそうです。
お盆にその姪っ子が家に遊びに来たときのこと。
姪っ子は家に入るとすぐに、「にゃんこちゃん」と嬉しそうに言います。しかし女性が愛していた猫は2週間前に亡くなっていました。
そこで姪っ子に「にゃんこちゃんは、もういないんだよ」と優しく返します。ところが嘘じゃないとばかりに、姪っ子はあそこにいると場所を指さします。
驚いて見た場所は、夏になると愛していた猫がいつも涼んでいたところ。そう思った瞬間、姪っ子の言葉通り寝転んで気持ちよさそうにしている愛猫の姿が見えました。
愛猫は治療の難しい脳腫瘍にかかり、苦しみながら逝きましたが、家でくつろぐ姿に涙が出たそうです。
その猫との出会いも暑い夏の日だったそう。小さい子猫はまだヘソの緒がついていて、紙袋に入れられた状態で道路に捨てられていたといいます。
6歳と11ヶ月という短い一生でしたが、心の底から幸せだったらいいなと思う彼女です。
もちろんお盆に帰ってくるのは、人間だけとは限りませんね。
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